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【対策】畳にいる虫を追い出すためにあなたができること

畳のお手入れ方法

はじめに:「畳=ダニが多い」は間違い

早速ですが、ダニが繁殖しやすい環境とはどんなものでしょう?
少し考えてみてください。

答えは・・・・・

①高い湿度(湿気)
②潜り込む場所
③えさ

大きく分けて3点がダニの生息条件なんですって!
確かに頷けますよね〜。(うん、うん。)

そうなると畳や絨毯、カーペットはダニや虫が住むには快適な場所となってしまいます。

ここでみなさん誤解されているのが畳=ダニみたいなイメージ
だけれど実は絨毯やカーペットの方がダニは多いんですよ。

しかし!!僕が今回お話したいのはどっちが
ダニが多いとか少ないとかのお話ではありません。

今お読みいただいたあなたに知ってほしいこと。
それは畳やカーペットにはもともとダニが住んでいないということ。

じゃあどうして?疑問ですよね〜
結論はお家に様々な虫が潜んでいるんです!

畳に虫がもともといない根拠とは?
畳の場合は畳表(ゴザ)になる前に高温で草を乾燥させます。
畳床(藁床)もしっかり乾燥させて月日が経った(栄養分が減少)材料を使用しています。
だから虫がよって来ることはないんです。

畳にいる有名な虫”2種”

まずはダニ。
ダニにも種類があり、人を刺すダニと刺さないダニがいます。
つまり!!刺されていないから私の畳にはダニはいないと思ったら大間違いということ!

ダニにはコナダニやヒョウダニがいます。これらは人を刺す事はありません。
しかし餌となるカビや、人のアカ、食べこぼしが増えると
コナダニやヒョウダニを餌とする人を刺すツメダニやイエダニなどの害が発生します。

このツメダニやイエダニが厄介なんですよね!!

続いて、畳に発生する虫”ナンバー1”チャタテムシ。
体長1~2ミリで、薄い茶色の虫。
家屋の中いたるところに数多く存在し、湿度のある場所を好みます。

お米やその他色々な食べ物にも付きます。
よく本の間から出てくることもあります。

このチャタテムシはカビが好きで、カビを食べます。
つまり、畳にチャタテムシがいたということは、畳にカビが生えている可能性大です!
そして畳に小さな穴が、ポツポツ空いていたらチャタテ虫がいる可能性大!!

カビが生える時期は梅雨時期なので
掃除などを怠ってしまうと場所によっては数多く繁殖します。

あなたができる”4つの対策”


1、掃除は毎日
掃除は基本です。
畳にダニがいれば掃除を怠ったあなたに責任があります。
時間をかけて、ゆっくり畳の目に沿って掃除機をかけてください。

虫の好物である、フケ、アカ、髪の毛、ホコリ、食べカスを吸い取りましょう。

2、拭き掃除
1週間に1度は拭き掃除をしましょう。
雑巾は必ず固く絞ってください。

こちらも掃除機と同じように、畳の目に沿って丁寧に拭いてください。
畳は湿気に弱いのでぬれたタオルには十分に注意。

 

3、畳の天日干し
次は少し難易度が上がりますが畳の天日干し。

虫は裏にも生息しています。
畳下はより湿気が多く暗いのでよく虫が住んでいます。

〜畳の引き上げ方は〜
マイナスドライバーで表面を傷つけないように
畳と畳の隙間を狙って差し込んでください。
(※畳は意外と重いので安全のため大人2人でしましょう)

4、カーペットを敷かない
これも基本中の基本。
知らなかった人はいますぐカーペットを外してください。

畳の上にカーペットを敷くと虫の温床となります。
湿気もたまりやすいのでやめましょう。
またカビが生える原因になります。

この4つをしていれば対策はバッチリ!!
これでもダメなら他になんらかの原因があるので専門家に相談しましょう。

まとめ

要するに畳にダニがいるということは
掃除をしていないあなたの責任です。

これからはしっかり畳の掃除をしましょうね。

虫が嫌なあなたには”虫の出にくい畳”も販売しております。
お近くの畳屋さんに尋ねてみてはいかがでしょうか。