畳は3つのパーツからできています
畳表(ござ)
①イ草を使用した部分になります。最近ではイ草を使用しない人工表があり様々なカラーをお選びいただけます。
畳縁
②畳の端の弱い部分を保護するために使用されています。色鮮やかな柄や模様のものがあります。
畳床
③土台になる部分です。クッション性はここの種類や素材によって変化します。
表替え
①・②を新しくします。
畳床はそのままで畳表と畳縁を新しくします。
裏返し
①を新しく、②の裏面を使うことです。
現在使用している畳表を裏返して裏面を使う事です。
新調
①〜③を全て新しくすることです。
現在使用している畳をすべて新品にすることです。
畳替え価格
●表替え 4,800円〜
●裏返し 4,800円〜
●新調 12,800円〜
現在こんな畳になっていませんか?
下記のような様子が見られる時が、畳交換のおおよその目安になりますので、お気軽にご相談ください。
危険レベル1
- 日焼けで色がくすんできている
- ささくれが服につくことがある
裏返し・表替えがおすすめです!
※裏返しは前回の畳替えから5年以内のものをおすすめしています。
危険レベル2
- 表面がすり減ってきている
- ヘリが擦れているor破れている
- カビが気になる
表替え・新調がおすすめです!
危険レベル3
- 20年以上同じ畳を使用している
- すき間や凹みが大きい
- 畳床がカビや虫に侵食されている
新調がおすすめです!
畳のサイズ
畳は大きく分けて2つに分類されます。サイズによって金額が変わります。
江戸間(五八間)
●半畳:丈90cm前後×巾90cm前後
●一畳:丈180cm前後×巾90cm前後
最も多い畳の標準的なサイズです。団地やマンション、新築物件に多いです。
京間(本間間)
●半畳:丈95cm前後×巾95cm前後
●一畳:丈190cm 前後×巾95cm前後
最も大きいサイズの畳です。茶室、お寺・神社や古い木造家屋に多いです。
畳の手入れについて
1
畳にカビが生えてきた
イ草には吸湿作用があり、イ草が活発に活動する畳替え直後の1〜2年が強力に効果を発揮します。そのため、新しくした畳はよりカビに気を付ける必要があります。
<軽度の場合>
換気をして、掃除機でカビを吸い取ります。そして、必ず乾拭きをします。水拭きはイ草に水分を含ませることになるのでカビの発生を促してしまいます。
<重度の場合>
掃除機で目に見えるカビをすべて吸い取ります。取れないカビは、ほうきやたわしで畳の目に沿って掃き出します。
そして、エタノールを染み込ませたタオルで畳を拭きます。最後に畳をベランダ等に3〜4日程度、日陰干しをして水分をなくします。無理な場合は扇風機や除湿、ドライヤーを使って畳を乾燥させます。
2
畳が擦り切れてささくれが出てきた
畳は10年〜20年と使っていくものなので、日頃のケアでより長くキレイにお使いいただけます。
擦り切れやささくれの原因の多くは、掃除機で強くこすってしまっているのが原因です。一番良いのはほうきで掃くのが良いですが、掃除機でする場合は畳の目に沿って滑らすのではなく軽く当てる感じでするのがベストです。
3
畳に飲み物をこぼしてしまった
畳にとって水分は大敵です。時間との戦いなのですぐ対処することが大事です。
擦らずにタオルで水分を吸い取ります。そして、食塩をこぼした場所にかけて、歯ブラシで目に沿って軽くこすります。
最後に掃除機で食塩を吸い取ります。取れない場合は2〜3回繰り返します。