ブログ

【第1章】 畳替えでこんな経験はありませんか?

畳替えのコツ

神戸市西区に住む一人暮らしのおばあさんのお話
あるとき1本の電話が工場に鳴り響きました。
「畳替えをお願いしたいのですが見に来てください」とのこと。

私は約束した当日に現場にお伺いしました。
おばあさんと雑談を交えながらいつものように畳の情報をお聞きしました。
「おばあさんいつ頃畳替えをしたの?」と聞くと

おばあさんは 古びたメモ帳を取り出し「5年くらい前かなぁ」と答えてくれました。
つづけて「たしか、畳のゴザだけ替えてもらって6畳で20万円したよ」と聞き

その値段を聞いて私は思わず愕然としました。

わずか5年もしないうちに高価なたたみの表面はすりむけてささくれていました。
小さなお子様がいて和室が遊び場になっているという話はよく聞きます。

しかし、おばあさんのお孫さんは大学生。どう考えてもすぐに傷むとは思えません。
一体どうしてこんなことになったのでしょうか?

他にもこんな事例があります。

こちらは灘区に住むお客さまのお話。
「引っ越し先の畳が変だから見て欲しい」とお電話をいただきました。
早速、現場にお伺いすると思わず目を背けたくなる状況でした。

畳と畳の間にあるはずのないすき間があり、しかもおまけに小指が入るほどの大きな隙間。

「張替えは畳屋さんに頼まれたのですか?」とお聞きすると
工務店に任せっぱなしなのでお客様は何もわからないということでした。
入居前に確認するとなぜか畳がおかしかったので当店に連絡をいただいたということでした。

垂水区にお住いの方のお話。
「これは本当に畳なのか確認してほしい」とお電話をいただきました。
よくよく考えてみるこの質問自体変な話なのですが本人からすれば大問題です。

こちらも入居前に和室の畳を見ると、どうしても以前住んでいた畳と違うということでした。
こちらも同様に工務店さんにお任せしていたので畳はへりだけを選ばせてくれたということでした。
私が見る限り和室に入っていたのは長持ちしなさそうな外国産でした。
せっかく購入したマイホーム、お客様の残念そうな顔が今でも忘れられません、、、、。

須磨区にお住いの夫婦のお話。
「畳がおかしいから見に来てほしい」とのお電話をいただきました。
さっそく現場に伺うと一見いたって普通の畳なのです。

しかし、おじいさんは「やけに畳が軽い」というのです。
引き上げて畳の土台である畳床を確認して見ると今にもへこみそうな土台でした。
挙句の果てに、畳のヘリは糸を使わずにホッチキスとガムテープで留めてありました。

西区に住むお客様のお話。
「畳を替えたばかりなのですがタオルで拭くと緑色がつきました」と、お電話でお聞きしました。
いくつかお聞きするとチラシで畳が格安だったからと購入したとのこと。

見積もりした営業マンと畳の配達員さんが別々で流れ作業だったこともあり
畳のお手入れ方法をご自身で調べてたそうです。

お客様は表替えしたばかりは畳をタオルで拭くことは
知っていたので丁寧に拭いてみたそうです。

するとタオルが緑色になったそうです。
これはおかしいと思い電話をいただきました。なぜタオルに緑が付いたのでしょうか?

ここに書いたのは現場で見たほんの一部にすぎず
他にも書ききれないほどありますが今回はあえて省略させていただきます。

しかし、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?