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【必読】神戸で琉球畳・ヘリなし畳をお考えのあなたへ

初めての方へ

はじめに:琉球畳とヘリなし畳の違い

へりなし畳とはご存知の通りヘリがない畳のことです。
通常は半畳サイズで作製し、市松模様になるよう敷いていきます。
(市松模様は東京オリンピックのロゴでも有名になったあれです!)

一般的に「ヘリなし畳」のことを「琉球畳」と呼ばれますが、この2つは実は別物なんです
(僕も畳屋になって最初は知りませんでした!)

結論から言えば使われている素材の違いで、呼び方が変わるということなんです。


「琉球畳」は七島イ草(畳の材料となる草)を使用します。
現在は大分県国東半島でのみ栽培されている貴重な品。

この七島い草は栽培も織りも機械化できない部分があまりにも多いです。
ほとんどの作業は手作業で時間をかけて仕上げています。
(手作業は本当に、本当に大変なんです!)

そのため大量生産は難しく、値段も少しお高め。
そこで、これに代わる目の詰まった「目積表(めせきおもて)」が主流となっちゃいました。

「目積表」は般的に栽培されている主流のイ草を使用しておりまして、比較的安価。
なぜなら機械化も進んでいるのと生産者が多い方だから。

この主流のイ草を使って織った
目積表」を使用した畳のことを「ヘリなし畳」と呼ぶようになったんですね〜〜。

最後の部分はややこしくなっしゃいましたが
お分りいただけましたでしょうか??

ヘリなし畳は作らない畳屋さん

ヘリなし畳、琉球畳は和室を気軽にそしてお手軽にお洒落な空間へと演出してくれます。
そのため若い世代にはとても人気!!

おかげさまで当店でも大人気商品となっており今後も増え続けていくでしょう。
しかし今、ヘリなし畳をお考えのあなたに知っていただきたいことがあります。

それは「ヘリなし畳を作らない畳屋さんが多い」ということです。

畳屋さんなのにヘリなし畳を作らないの?と不思議に思われるでしょう。
しかし、畳屋さんのほとんどは高齢化

そして、ヘリなし畳、琉球畳が普及し始めたのはここ数十年。
後継者のいない畳屋さんにとって新しい技術が必要なヘリなし畳を避けてしまうのは仕方がないことなのです。


さらにもう一つ理由があります

それはお店によっては普通の畳を作るより倍以上の時間とコストがかかってしまうということです。

(※ここは少し専門的になってしまいますので読み飛ばしていただいても結構です。)
実はヘリなし畳、琉球畳はヘリがないぶん畳表(ゴザ)を折り曲げなければいけません。
折り曲げるとはいってもそう簡単ではなく、技術がなければ畳表(ゴザ)が割れてしまい商品にならなくなります。

そのため折り曲げる専用の機械や材料が必要になってきます。
ですから外注(他の畳屋さん)に任せて作ってもらう方が楽ということなのです。

仮に上手く畳を仕上げたとしても最後に立ちはだかるのがヘリなし畳を納品する時です。
納めるのも一般的な畳とは違い難しくコツが必要にもなります。

安価なヘリなし畳の真実

日本で生まれた畳は残念ながら危機に直面しております。
実はバブル崩壊後、とても安価な中国産の畳表(ゴザ)が市場に出回り始めたんですよ。
あなたはご存知でした!?

今では国内に流通している約8割が中国産という現状となってしまいました。
そのためか、ネットやチラシでは目を疑うほどの安い畳がどんどん増え始めました。
(畳屋からすれば材料費だけ考えてもかなりのビックリ値段!!)

中国産畳が怖い理由は何と言っても農薬と着色問題です。

日本で栽培されているイ草(畳の材料となる草)は日本の法律によって農薬が定められています。
しかしながら中国産は未だに農薬に関しては不透明なのが現実。
これ本当に怖いです!

次に畳に着色している問題。
着色する理由をひとことで言えば畳を綺麗に見せるため。

僕たち畳屋からしても明らかにこの色おかしいでしょ!って感じの畳がたまにあります。
そんな時にタオルでこすってみた時の写真がコチラ!!

蛍光色の緑って感じ
これは明らかですよね、、、、

僕が思う理由の一つに、、、、
中国産の畳はコンテナ船で日本に運ばれてきます。

海の上は湿気もあり、畳にとってはあまり良い環境とはいえません
考えただけでもカビとか生えそうですよね、、

そのため着色をしていれば、ムラなどが目立たないということなのでしょうか。

はたして、どんな塗料を使用しているんでしょう?
安価で比較的手に入りやすい中国産畳ですが何かとこのように不安が残ります。

畳のヤスダのこだわり

当店ではお客様に安心して畳をご使用していただくために
店主が自ら一大産地である熊本県へ足を運び、畳素材作りからこだわっております。

そこまでするのはいうまでもありません。
それは健康で安心な国産畳をお客様にご提供したいから!!

何と言ってもお客様から
「ありがとう、保田さんに頼んでよかった」と言ってもらえることが
「畳屋をしていてよかった」と何よりも励みとなるからです。

当店では最新の機械を使用しながら創業50年培った伝統技術と
上手く融合させることによりヘリなし畳、琉球畳を完全自社施工でお届けしております。

ヘリなし畳、琉球畳のことなら畳の保田にご相談ください。