【畳の専門知識】畳には品種があります(上級者向け)

はじめに・・・

コシヒカリ、ヒノヒカリ、ゆめぴりか
一度は聞いたことはあるかと思います。

そうです!
これは全てお米の品種ですよね。

そして実は畳にも
このように品種があるんですよ!!

僕も畳屋になって2年過ぎた頃に
熊本の農家さんに直々に教えてもらいました。

い草の品種は
・ひのみどり
・ひのはるか
・在来種
・夕凪 (ゆうなぎ)

といった品種があります。
なんだかあまり聞き慣れないですよね〜。

実は畳屋さんでも知らない人が多いです。

なので覚えなくてもいいので
へぇーこんなのあるんだ〜!!って感じで読み進めてくださ〜い。

い草は開発されている!?

いま、市場で流通している品種は、
いぐさ生産の研究機関が品種を
人工交配をおこない品質改良してできました。

熊本では「い業研究所」という熊本県の機関が
い草の品種を開発をしています。

ここで品種を生みだして
い草の生産農家へ苗を販売しています。

熊本県の品種は、中国などの国外へ
持ち出しすることを禁止されていますが
残念ながら海外にもこっそり流出しています。

畳の主な品種と特徴(僕の個人的な意見)

⒈ひのみどり(有明3号)
い草が細くて美しい緑色が特徴です。
ちなみに僕はこの品種が大好きです。

実はこの品種は
ひのさやか、ひのさくら、ひのさらさ
といったランク付けもあります。

*ここで補足ですが
ひのさらさがこの品種では最高級になり

このい草を育ててゴザにできる農家さんはごくわずか

しかし、い草自体がかなり細いので
ゴザにするときにい草を多く必要とします。

なので他の品種より値段が高くなるのと
細いから表面がもろくなりやすい

また、育てる段階からとても手間がかかる
農家さんによって、好き嫌いが分かれます。

⒉ひのはるか(有明6号)
しなやかで柔らかいのが特徴。
しかし、この品種には難点があります。

それは、田んぼによってムラが多く
良いものや悪いもの差が大きくできてしまうのです。

実際にその年で取れたい草が綺麗だったので
次の年も買ってみるとなんだか微妙だったり。

農家さんの頭を悩ませる品種でもあります。

⒊在来種(ざいらいしゅ)
言葉の通り昔からある品種なので
安定しています

特に欠点などはないために
取り扱う畳屋さんは多いです。
掴んでみるとがっちりした感じ。

⒋夕凪(有明5号)(ゆうなぎ)
茎が太くて丈夫です。
一言で言えばがっちり系ですね!!

耐久性が高いので当店ではよく

取り扱いさせていただいております。

⒌涼風(すずかぜ)
ここ最近できた新種。

なのでまだどんな感じかはわかりませんが
畳屋さんの評判は上々です。

農家さんも育てやすいため
今後どんどん市場に増加して来そうな予感!!

結局、どれがいいの!?

正直これに関しては取り揃えている
畳屋さんの好みです。


取引している農家さんが
例えば、ひのみどりしか育てていなかったら
必然的にその畳屋さんのラインナップは、ひのみどりになります。

い草を育てるのが上手くても
ゴザにするのが下手な農家さんもいます。(この逆もあります)

なので、その畳屋さんの
センス(目利き)に任せたラインナップで選ぶのが
一番いいかもしれません。

 

最後に・・・

いかがでしたか?
畳にはお米や果物のように品種があることを
わかっていただけたかと思います。

よく畳は工業製品だと勘違いされます。

畳は農作物なんだ。
このイメージを持ってもらえれば
今回の内容も思い出しやすいですよね。

最後までお読み頂きまして
誠にありがとうございました。

 

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