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畳縁(たたみヘリ)の選び方とは

初めての方へ

皆さん、こんにちは!!
畳のヤスダ、保田貴政です。

今回は意外と難しい畳ヘリの選び方についてお伝えします。

「畳のヘリなんてどれも同じでしょ!!」と思っているそこのあなた!!
どれも同じではありません。

なぜなら、畳のヘリによっても耐久性も違うし
選び方によってはお部屋の雰囲気も変わってしまいます。

間違った選び方をすると、とんでもないことになります。
(※写真あり)

しかし、安心してください。

今からご紹介するポイントを抑えるだけで
あなたの畳縁選びはきっと成功します!!

畳を張り替えようとお考えの方はぜひ参考にしていただければ幸いです。

               <目次>

1.畳縁とは?
2.畳縁の素材はいろいろ
3.選び方を間違えると
4.そうならないためには!?
5.[参考]畳縁の色の選び方

そもそも畳縁とは?

昔は畳縁とは模様や色によって身分を表していましたが、今では好きに選ぶことができます。

好きに選べるとは言っても黒とか茶色と地味な色だけでしょ?

と思う方もいますが、とんでもありません。

今はカラフルでお洒落なヘリがいーっぱいあります。


(※写真はほんの一部です)

確かに少し前までは黒や茶色が主流でしたが
現在では化学繊維で織られたものが主流となり色数も豊富になりました。

そもそも畳縁は必要なの?と思われるかもしれませんが
畳を補強するために畳の長い辺(角)に取り付けます。

畳の角に取り付けるので、畳縁を踏むということは畳の角が傷んでしまうということです。

傷んでしまうと凹みが出来やすくなったり
畳と畳の間に隙間や段差ができてつまづいてしまったり

生活がしにくくなってしまいます。

畳縁は畳を保護する役割があるので
長持ちさせるには畳のヘリは踏まないようにしましょう。

畳縁の素材はいろいろ

畳のヘリは色や模様の違いはありますが、

実は素材の違いもあるんです!!

・麻の畳縁
・綿の畳縁
・化学繊維の畳縁

大きく分けてこの3つ。

今の畳縁のほとんどは化学繊維で作られています。
なぜなら、耐久性が強いからです。

麻や綿のヘリは確かに風合いは良いのですが
化学繊維に比べて弱いのと値段が高いのが少し難点です。

耐久性だけでそんなに変わるの?と思ったそこのあなた。
そのまま読み進めてください!!

畳縁の選び方を間違えると・・・

畳ヘリは重要な役割を持っていることがお分かりいただけたかと思います。

次に上の写真をよく見てください!!

わかりますか??

もう少しアップしてみましょう!!

おわかりいただけましたか?

そうです。

畳のヘリがやぶれてしまっていますね。

どうしてこうなるのでしょうか?

原因は2つあります!!
それは・・・・・

・安価な畳縁を選んだ
・お掃除のしすぎ

この2つには要注意です!!

畳がキレイでも畳縁が破れてしまっては台無しです。

「ヘリなんてどれも同じだ!!」なんて思わずに
しっかり選びましょう。

そうならないためには!?

たくさん畳ヘリある中で、お値段の安い畳ヘリを選んでしまうと写真のようにが擦り切れてしまいます。
そうなると、残念ながら打つ手なしです。

そうならないためには生地の厚い畳縁を選ぶことをオススメします。

厚い生地になればなるほど高級になり、長持ちしやすくなります。

畳屋さんがサンプルを持っていたら必ず厚みのチェックを忘れずに!!

そして最後の1つは・・・

掃除のやりすぎです。

マメでお掃除がお好きな方こそ掃除機でガシガシやってませんか?

掃除機を使うと知らない間に力が入って畳を傷める原因になります。

対策としては、なるべくホウキを使いましょう!!

ホウキを使えば畳を傷めることがありません。
しかも、意外とゴミも掃き出すこともできます。

そうは言ってもホウキは無理!!という方は
優しく目に沿って掃除機をかけてくださいね!!

[参考]畳縁の色の選び方

畳のヘリはたくさんの色があります。

黄色・緑色・赤色・青色・オレンジ・紫などなど 。

どれを選べばいいのかわからなくなりますよね?

そんなあなたに参考にしていただきたいのが

障子や襖の木枠の色に合わせるということです。
上の写真では木枠ももちろんですが壁紙の雰囲気にも合わせました。

そうするとお部屋にとても馴染みます。

とは言っても、お好きな色で決めるのが一番オススメです!!

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。